医療法人 和の会 与那原中央病院

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眼科

 当科は病院理念である地域の基幹病院として、患者様に満足していただけるようがんばってまいります。

その為、私達は患者様の立場にたった医療を行います。また、医療の質の向上に努めチーム医療とグループ診療で、安心安全な医療を心がけています。

Dr.谷地森、Dr.力

白内障について

 白内障という言葉をご存じでしょうか。

白内障とは眼の中の水晶体が濁った状態のことを言います。

水晶体はカメラでいうとレンズの部分にあたり、年齢とともに硬くなり色が濃くなってきます。白内障が進行すると、以下のような症状が出てきます。

  • ・もやがかかったように見えにくい(全体的にかすむ)
  • ・明るいところでまぶしい(対向車のライトなども)
  • ・物が二重に見える(お月様がダブって見える、など)

 点眼薬で経過観察しますが視力が低下してくるようでしたら現在のところ、白内障の治療方法は手術しかありません。

現在、白内障手術の主流は「超音波乳化吸引術+眼内レンズ挿入術」です。

分かりやすくいうと、濁った水晶体を超音波で砕いて吸い取り、代わりに人工レンズを入れる手術です。

 

白内障の程度にもよりますが、手術時間は10分から20分程度です。局所麻酔で行いますので日帰りも可能です。もちろん、入院も可能です。

 

上記に示したような症状がある方や自分の白内障がどの程度であるかを知るためにも一度眼科受診をしてみてはいかがでしょうか。

スタッフ一同、お待ちしています。


緑内障について

 神経の障害が徐々におこり視野が欠けていく病気です。最終的には失明に至る患者さんもいます。進行しないように早期診断、治療が重要です。

緑内障の手術も行っております。


角膜、結膜疾患について

 眼表面の状態が悪い患者さんは増えており、症状に合わせ点眼薬を処方しています。黒目に白い膜がかかるのは翼状片という病気で、薬では治療できないため日帰り手術を行っています。

網膜疾患について

 網膜剥離、黄斑変性症、糖尿病網膜症など重篤な視力障害を引き起こす病気が多くあり、治療も難易度が高い場合があります。診断後は連携する大学病院への紹介も行っております。

視神経疾患、ブドウ膜炎、眼腫瘍について

 まれな疾患であり全身的な治療が必要な疾患も当院では対応しております。

院内機器紹介

3次元眼底像撮影装置:トプコン3D OCT-1 

網膜の断層写真や視神経撮影を行う機械です。加齢黄斑変性症や緑内障など目の奥の病気の診断や、定期的に行うことで病気の状況を知ることができます。 


ハンフリー視野計:視野を測定する機械です。緑内障の診断や進行状況がわかります。


眼軸長測定装置:ZEISS IOLマスター 700 

眼軸長(目の長さ)を計測する機械です。白内障の手術前検査に行います。眼内レンズの度数を決めます。


レーザー zeiss  VISULAS YAG Ⅱ

糖尿病網膜症の治療で用います。網膜にレーザーを照射する治療法です。また後発白内障の治療で行われるYAGレーザーもあります。


白内障手術装置 アルコンセンチュリオン 白内障を砕いて吸引除去する機械です。


白内障手術は顕微鏡を使いながら行う繊細な手術です。


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