ホームページ内検索      




HOME専門外来 > 便秘外来 > 直腸瘤
       
 



 直腸型の便秘を来たす疾患として、最近注目されてきました。本邦では直腸膣壁弛緩症とも呼ばれています。直腸壁が膣壁に袋状に突出し排便障害を来たす疾患で欧米では以前より手術による治療が行われてきました。本邦では1988高野等の報告以来治療上注目されてきました。

  原因はお産等により直腸前壁の脆弱化に伴い排便時のいきみによって、次第に肛門括約筋直上の直腸前壁が膣内にヘルニア状に突出しておこります。ほとんどは中高年の女性におこるが、ごく稀に、男性や若い女性にもみられます。

 

 

 



 症状は排便時の肛門部のひっかかり感、残便感、ひどくなると膣壁を圧迫して便を出す人もいる。通常下剤を多用するようになっている場合が多いです。他の疾患即ち直腸重積、直腸脱、子宮膀胱脱、や恥骨直腸筋奇異収縮なども合併することもあるので注意を要します。直腸診で診断はつきますが、前述した症状があれば排便注腸造影にて直腸瘤の診断を確認し、大きさを測定します。アニスムス(弛緩不全)などの除外診断の為に肛門内圧検査を行います。大きさで手術適応をきめることもありますが、直腸瘤の存在とその症状が外科的治療を行う際に重要です。

  まず便秘の原因が直腸瘤であることを丁寧に説明し、理解してもらい、下剤で便の調整を行います。それでも便秘が改善しない時は手術を薦めます。弛緩した直腸壁の縫縮が手術の基本ですが、到達方法で経肛門的、経膣的、経会陰的方法があります。

  当院では経肛門的に直腸前壁の形成術を下の図の如く施行しています。約1週間の入院が必要です。手術後症状の改善を試みています。

 
   
   
  最終更新日 平成25年5月23日
   
  肛門科
仲尾 清
金城 守人
 

|  個人情報の取り扱いについて  |  患者相談窓口のご案内  |
〒901-1303   沖縄県島尻郡与那原町字与那原2905   TEL:(098)945-8101   FAX:(098)945-8106
Copyright (C) 与那原中央病院. All Rights Reserved.
< 掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等を禁じます >
<使用イラストはMPC「医療と健康イラスト集」より転載>